中国 ATGL

概要 

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  •    中国/ATGL: Anqing TP Goetze Liner Co.,Ltd.
  •    安慶帝伯格茨缸套有限公司 製造拠点(シリンダライナ)
  •    中国 安徽省安慶市開発区3.9平方公里工業園24号区
  •    No.24, three point nine square kilometer Industry
  •                            Park Anqing Development Zone, Anqing City,Anhui, China

           ATGLホームページ

海外赴任者インタビュー

佐藤 陽

大家好!(皆様こんにちは)

ATGL-1.jpg広大な大地、世界最大の人口(14億4千万人)、国内では5000年の歴史があると言われている中華人民共和国より、中国拠点の紹介を行います。安慶帝伯格茨缸套有限公司- Anqing TP Goetze Liner Co.,Ltd. (以下ATGL)は2005年に設立。ATGL-2.jpg2020年に創立15周年を迎えた会社になります。ATGLは中国のARN、TENNECO、TPRの3社合弁の会社で、安徽省安慶市に所在しています。安徽省安慶市?皆さん聞き覚えが無い都市名だと思いますが、安慶在住の中国人に聞いてみると、広い中国を1羽の鶏に例え、お腹の辺りにある小さな都市と紹介されます。安慶市は人国約420万人、面積は13,600平方km。TPR工業が所在する寒河江市に比べ人口は約105倍、面積100倍の都市になります。人口密度は大体同じくらいです。(実際は都市部にたくさん居るため非常に多く感じます。)中国の都市水準(6水準)では下から3番目の3線都市となり中国内で50~120番の都市に位置しています。(4線,5線は併せて220都市程)。都市部は非常に栄えていると感じています。

 そんな安慶市には日本から赴任している人は意外とおり、TPRグループで13人、ART金属やアイシン精機からの赴任者や出張者もおいるため、全部で大体30人くらい住んでいます。是非ATGL、安慶市に来て見てください!・・・と言いたいところなのですがコロナ過の今は中国に入国するのは非常に難しく、仕事のために招聘状がなければ入国ビザも取れませんし、入国しても約10日間の強制隔離があるため仕事のためでも安易には来れないというのが実情です(2022年10月現在)。

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中国のゼロコロナ政策はルール変更はよくありますがしっかりとしており、入国前の検査証明書の準備や入国後の隔離。そして携帯アプリのGPSで移動の記録。感染者が出た際は周囲を含めた隔離措置等。移動する側は大変ですが、移動しない人達は安心できると思います。今後、どう変わっていくかはわからないのが悩ましい所です。

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話変わって中国の便利なところを紹介したいと思います。

赴任した2020年から思っているのが、電子決済の普及が素晴らしいことです。日本でも普及し始めているとは思うのですが、中国では基本、微信-We chat payか支付宝-Ali payの2択になります。(但し駐在し中国に銀行を持っていないとチャージ及び決済ができないため現在は中国人か中国赴任者しか使えません。)電子決済を持っていないとほとんどの自販機で購入が出来ない。通販や後述する出前アプリ(美団)等も銀行決済か電子決済になります。使えない人は非常に不便です。

2つ目に便利なのが出前です。日本にも有るのはわかりますが、すごいのは出前にかかる追加料金です。1店舗に対して大体2~3元(60円ほど)で出前が頼めてしまう。そして個人経営店も気軽にアプリに加入できるため非常に種類が豊富なのも魅力です。食事だけでなく、スーパーから日用品や食料品も出前できてしまう手軽さ。意識して外に出向かないと、休みの日などは外に一切出ずに過ごせてしまいます。

3つ目の便利な点は・・・至る所設置してある無人レンタル自転車。お値段30分で2元!(40円)携帯のアプリを使って自転車のロックを解除し、ATGL-6.jpg使用後にロックすると登録してある支付宝で自動決済。もちろんアプリで自転車がどこで借りれるかも探せます。(都会では電動バイクや車なども借りれるらしいです。)携帯があれば他の持ち物は必要なし。電池が切れそうになったら色々な店舗内に置いてあるモバイルバッテリをレンタルするだけ。

 現在中国に旅行で入国することは難しく、外国人が使いにくいシステムにはなっていますが、コロナ事情が緩和された際には是非旅行者にも使えるシステムに変更して頂き、自分も含めて皆様もこの広い中国を楽しめる時期が来るといいなと祈っております。

最後に中国省外の旅行などは難しいのですが、安徽省内にある黄山という世界遺産の山に登ってきたのでそちらの写真でお別れしたいと思います。再見!

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